我が家のアイドルよ、さようなら! 思春期の娘との向き合い方

思春期 娘

受験生を持つ保護者としての経験を通じて、同じ境遇の皆さんの役に少しでも立つようなお話ができればと思います。ただし難しいことは書きません、というか書けません。どこの家庭にもある、だけど家族にとっては大切な出来事やひとときを、気の向くまま書いていこうと思います。皆さんも肩の力を抜いて読んでいただければと思います。

下の娘の思春期が止まらない!

下の小4の娘が思春期だという話をちょっと前にしました。

#10、ついに来た! 下の娘の思春期。接し方に悩む父親はどうこの現実を受け止めればいい?

なんとかコミュニケーションを取って、いまは仲良くやってます……と書ければ良かったのですが、全く逆。娘の思春期が止まりません。むしろ悪化、いわゆる反抗期に突入。

映画「シン・ゴジラ」の第二形態(通称「蒲田くん」。小さな幼体)が思春期前の可愛い娘だとしたら、思春期が始まった頃は第三形態(通称「品川くん」。第二形態に手が生えた感じ)、そして今は第四形態(ゴジラの最終形態。よく知られる凶暴な姿)に、どんどん進化していると言えます(シン・ゴジラを観てない人はググってねw)

さすがに家の中で暴れて物を壊しまくるということはありませんが、何を話しかけてもムスっとするし、私の独り言にも「はいはい」とか「そういうこと言わない方がいいよ」と全否定。そんな態度を取られたらこちらもカチンときますから、いつ戦争が起こってもおかしくない緊張状態。

夏休みの今は、妻も日中はパートに出ていますので、家で下の娘と二人きりになることも(上の娘は受験勉強で図書館に)。お互い気の休まる時がないという状況です。

このままでは引きこもりに?

下の娘は、日中も寝室からほとんど出てきません。アウトドア用のテーブルを持ち込んで、ゲームやタブレットやらマンガやらお菓子やら飲み物やらを持ち込み、籠城さながらです。

さすがに食事はそこではとらせませんが、食事中もタブレットで動画を観ながらで、食べ終わったらすぐに寝室に引き篭もります。

このままでは、部屋の前に食事を置き、食べた終わった食器を片付け、「そろそろ学校に……」「うるせえクソジジイ!」みたいなやりとりをしなければならないのか……まさかうちの子が!

いや、そのまさかは実際に起こり得るのです。どうしても自分の家は大丈夫だと思いたくなりますが、世の引きこもりの親御さんだって、きっと一生懸命子育てしたはず。なのに引きこもりになってしまって、「なんでうちの子が……」と思ったことでしょう。きっと、世の中ってそんなものだと思うのです。

爪だって10回くらい言わないと切らないし。夏休みの宿題だって当然やらないし。「宿題やったの?」「やらないで怒られるのはアナタだよ」と何度言ったことか。もう言うのに飽き飽きしました。

たぶん、やれと言われるほど反発するんでしょうね。それって、おとなしく悪さしてれば叱られることも補導されることもないのに、わざわざ爆音立てたり窓ガラス割ったりする昭和のヤンキーと同じ心理なのかもしれません。
二人目の子供ということでつい油断して、小さい時にちゃんと向きあってやらなかったツケが今来た感じです。

事実を受け入れなければならないのかも……

あとは、やっぱり成長期というのもあると思います。

自分も中学生くらいの時は親と会話するなんて「クソだりい」と思っていたし、親だけど親の仇みたいな目で睨みつけたことも。今思えばなんでそんな態度をとったのかと思いますが、成長ホルモンのしわざなのでしょうか。

下の娘は、ちょっと早い気もしますが、今の子は昭和の子に比べて体の成長が早まっているので、思春期や反抗期も早まることは大いにありえます。

そう考えれば、親としては我が子の成長を喜ぶべきなのでしょうが、あの、小さなころの可愛らしい娘が、もう二度と戻ってこないかと思うと、かなり寂しい。

上の子とは6歳離れているので、下の娘は我が家のアイドルでした。
でも、本人としては、いつまでも家族の愛玩の対象ではいられない。
実際のアイドルだって、大人路線にイメチェンしたり、卒業したりするわけで、うちの子も脱アイドル化の時期なのでしょう。

そう考えると、親の方からさよならを言わなければならないのかもしれません。
あの可愛かった、アイドル時代の下の娘に。
それは一人の大人として認めてやること。
いや、まだ大人じゃないよな……。
そんな、まだ手放しでは不安な気持ちと、手放すのは惜しいという気持ちが混在する……これが思春期の子を持つ親の心理状態なのかと、改めて新鮮な気持ちでいっぱいです。

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とんび

ライター

中学生と小学生の2人の娘、妻と都内に暮らすライター兼ライターズオフィス経営者。取材で有名大学や一流企業に訪れると、「うちの子もこんなところで……」と妄想を膨らませる今日この頃。上の娘は某有名学習塾に通学中。下の娘も姉の影響で近所の個別指導塾に通い始めたところ。子供たちの塾通いが家の暮らしの中心となっている。ちなみに似顔絵イラストは上の娘が小5の時に描いてくれたもの。

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