パパの中古車大作戦 〜家族の絆を深める52歳のマイカー奮闘記〜

家族

受験生を持つ保護者としての経験を通じて、同じ境遇の皆さんの役に少しでも立つようなお話ができればと思います。ただし難しいことは書きません、というか書けません。どこの家庭にもある、だけど家族にとっては大切な出来事やひとときを、気の向くまま書いていこうと思います。皆さんも肩の力を抜いて読んでいただければと思います。

なぜ今さら車を? 52歳のライターの決断

いきなりですが、ワタクシ、52歳にして、人生ではじめてマイカーを購入しました。

「え? 今さら車を買うの?」

そう、驚かれる方も多いでしょう。実は私も驚いているんです。東京23区に住む私にとって、車は必要不可欠なものではありませんでした。カーシェアも近くにあるし、むしろそっちの方が経済的。でも、ある日突然、車を買おうと決心したんです。

理由は2つ。まずこれは少し変わっているかもしれません。「あえて非効率なことをしてみたかった」んです。カーシェアが一番効率いいのは分かっているんですけども、その効率の良さにちょっと物足りなさを感じていました。「非効率」の中にこそ、何か新しい発見があるんじゃないかって。

そして2つ目は、家族のため。上の娘は中学3年生で受験生、下の娘は小学4年生。家族でどこかに出かけるモチベーションが下がってきていました。このままじゃマズイ! そう思って出した答えが、マイカーだったんです。

理想の車を求めて 〜中古車選びの醍醐味〜

さて、車を買うと決めたものの、新車は予算オーバー。そこで選んだのが中古車です。でも、単に安いからというだけじゃないんですよ。

私、新品より歴史のあるものに魅力を感じるんです。家だって中古マンションに住んでいるくらい。だって、中古には「物語」があるじゃないですか。「この車、誰が乗っていたんだろう?」「どんな思い出が詰まっているんだろう?」そう想像するだけでワクワクします。

それに、物には「経年劣化」じゃなくて「経年熟成」があると思うんです。使い込むほどに味わいが増す。そんな魅力を感じるんです。

今回購入したのは、国産の3列シートSUV。2018年発売のモデルで、6年落ちの中古車です。条件は具体的でした。

  1. 燃費が良く力強いディーゼルエンジン
  2. アウトドアや雪国取材に適したAWD(全輪駆動)
  3. 長時間の運転でも快適な高級本革シート
  4. 社長気分が味わえる2列目キャプテンシート
  5. 社用車としても相応しい渋いマシングレー色

これらの条件を全て満たす中古車を見つけるのは、まるで宝探しのようでした。でも、諦めずに探し続けた結果、ついに理想の一台を見つけたんです!

思わぬ展開!? 不便さがもたらした新たな発見

さあ、いよいよ車を手に入れました。これで快適なカーライフの始まり……と思いきや、思わぬ問題が待っていました。

なんと、家の近くに駐車場が見つからない!ようやく見つけたのは、歩いて10分もかかる場所。その往復のために、折りたたみ自転車まで買ったほど。雨の日なんて、もう大変。車を取りに行くのが面倒で仕方ありません。

結局、雨の日の塾の送り迎えは、家の近くのカーシェアを使うことに。便利なのか不便なのか、よくわからないカーライフを送ることになりました。

でも、不思議なんです。この「不便さ」が、思わぬ効果を生み出しているんです。

まず、車を取りに行く往復が、ちょっとした運動に。健康的になった気がします。それに、この「手間」があるからこそ、車を使う時は本当に必要な時だけ。無駄な出費が減って、かえって効率的になったんです。CO2削減効果もあるのでは?

さらに、家族で出かける時の「イベント感」が増しました。「せっかく車を取りに行くんだから」って感じで。今まで億劫だった家族でのお出かけが、楽しみになってきたんです。

家族の絆を深める、意外な効果

この「中古車大作戦」最大の効果は、家族の絆が深まったことかもしれません。

納車の翌日、さっそく家族4人で郊外のショッピングモールに出かけました。車内では、みんなで車の名前を考えて盛り上がりました。受験勉強中の上の娘にとっても、束の間の息抜きになったようです。

それ以外にも、車内での会話が増えました。学校のこと、友達のこと、将来の夢……。今まで聞けなかった子どもたちの本音が、ポロポロこぼれ出てくる。マイカーが、家族の「秘密基地」になったような気がしました。

そして、思わぬ効果が。子どもたちが運転する私の姿を見て、「パパ、かっこいい!」って。なんだか照れくさいけど、嬉しいですね。家族の中での存在感が増した気がします。

52歳、新しい冒険の始まり

マイカーを持って、世界が広がった気がします。何より、家族との時間が増えるでしょう。受験が終わったら、娘たちとどこに行こうか。もう今から計画を立てています。

52歳にして、新しい冒険の幕開けです。この「中古車大作戦」で、私の人生、そして家族の物語に新しいページが加わりました。

家族との絆を深めるために、あえて「不便」なことを取り入れてみるのも良いかもしれません。みなさんも「今さらだから……」と諦めていたことに踏み込んでみてはどうでしょう。思わぬ転機が、自分だけでなく家族にも訪れるかもしれませんよ。

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とんび

ライター

中学生と小学生の2人の娘、妻と都内に暮らすライター兼ライターズオフィス経営者。取材で有名大学や一流企業に訪れると、「うちの子もこんなところで……」と妄想を膨らませる今日この頃。上の娘は某有名学習塾に通学中。下の娘も姉の影響で近所の個別指導塾に通い始めたところ。子供たちの塾通いが家の暮らしの中心となっている。ちなみに似顔絵イラストは上の娘が小5の時に描いてくれたもの。

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