子育てアカデミー

受験シーズンが近づくと、「子どもが勉強しないんです。」という相談が増えてきます。
本音としては子どもの自主性に任せたいと思いつつ、一向に勉強しない受験生の姿を見ているとやきもきしませんか?
ずっとスマホばかり見ている様子やゲームばかりしている姿を見ていると不安になる方も少なくないと思います。
「勉強しなさい!」と言っても逆効果。かといってほっといても勉強しない。
これまでの教員生活を通してこれは親にとって永遠の悩みだと思っています。
本音を言うと、教員である私ですら、生徒の気持ちはわかっているはずなのに自分の子どものこととなるとちょっとだけイライラしました(笑)
今回のコラムでは、みらぴか認定サポーターの佐々木が、中学生で受験を控えているお子さんが勉強しない原因と対応についてできることをアドバイスします。

なぜ中学生で受験生なのに勉強しないのか

受験生は皆、勉強をしなくてはならないということは理解しています。でもどうしても受験勉強のスイッチが入らないというケースも少なくありません。それに、受験勉強をしない理由は一概には言えず人それぞれ違います。なので、まずはなぜ受験勉強をしないのか原因を考えてみましょう。

勉強に関すること

受験勉強の仕方がわからない
中学生で初めて受験勉強を経験するお子さんも多いでしょう。もともと中学生で学習習慣のない場合、受験勉強をしなくてはいけなくなっても、何をしたらいいのかわからなくなってしまうケースも少なくありません。何をすればいいのかわからないので、他のことに気が散ってしまうこともありますし、本人も気になってはいるものの勉強がはかどらない原因となってしまいます。

勉強が好きではない
高校は自分で勉強して受験しなければ進学できないことは、わかっている、けれど勉強は好きじゃない。これは勉強方法がわからないと結びついているかもしれませんね。

高校受験までのスケジュールがみえない
受験に対しての具体的なイメージが湧いていない可能性も考えられます。高校受験は1月〜3月がメインです。時期によっては、「まだまだ先のことだ」と思う中学生も少なくありません。そのため、受験勉強も先延ばしにしてしまい、いつ頃から始めたらいいのか見失いがちです。

気持ちの問題

自分の学力について自信が持てなくなっている
中学生は勉強を一生懸命していても、結果が徐々に右肩に上がり続けるばかりではありません。少し現状に留まっていて、努力していくと階段を一段上がるようにポンと上がるようです。その留まっている間に自信が持てなくて、勉強から逃げたくなったり、ようやく勉強し始めたのに結果が出ずに、疲れてしまっている場合もあります。

合格に自信を持っている…油断して気が緩んでいる
中学のこれまでの成績で十分に合格できる志望校で、模試の判定もいい場合、気が緩んで勉強に身が入らない場合もあります。志望校の決め方は様々で、学力的に余裕のある高校を志望する場合もあるので、こうした場合、思わぬ結果になることもあるという危機感を持ちにくいことも一つの要因になっていると思われます。

合格を諦めている…志望校のレベルが高すぎる場合
反対に、志望校のレベルが高すぎて、模試の判定などが良くならず、辛くなり、勉強を放棄してしまう場合もあります。時期的に間に合うようでしたら、志望校を考えなおすことも一つですが、いったん決めた志望校を変えると、モチベーションがガクッと下がることがあります。

中学生の親ができることってなんでしょうか?

スケジュール管理
勉強に関しては、親も保護者会などに参加して受験情報を得ると、スケジュールが立てやすくなります。まだ受験まで期間がある場合は、毎日の学校の勉強や課題にしっかり取り組むこと、少しずつでもいいから毎日勉強しようと励ますことが大切です。

心に寄り添う
気持ちの面においては、勉強しないことを責めるのでなく、「思わぬ結果になることもあるから油断しないように」、「試験はやってみなくてはわからない」ということを伝えながら気持ちを共有することも大切です。

視野を広く持たせる
いよいよ高校受験!子どものために親ができる6つの対策」でも書きましたが、第一志望だけでなく第二、第三志望の学校の良さを確認して、「どこに行っても幸せになれる」と親子ともども思えるようにしておけるといいですね。そのうえで「挑戦することはとても大切なこと、だから頑張ってみたら」と元気づけることも大切です。

受験直前のアドバイス
もう受験直前でどうしたらいいかわからない・・・そんなときには「受験校の過去問を何年分解いてみたら」と具体的にアドバイスしてみましょう。同じ問題は出ないから、という人がいますが、形式や内容など学校ごとの特徴があります。問題に慣れておくことは当日ドキドキしないためにも重要で、役に立つはずです。

中学生の親だって悩んでいる

毎日の小言は言わずにいたい
勉強していない中学生の子どもの姿を見ると、親はどうしても何か言いたくなるものです。
でも小言をきっかけに見違えるように勉強するようになったという話を聞いたことがありません。
我が家でも「少しは勉強したら」という私の言葉に「これからやろうと思っていたのに、言われたから、もう勉強しない!」と感じ悪いオーラ全開で自室に引き挙げていく子どもの姿を何度も見てきました。「自分のことでしょー!」と叫んで嫌な雰囲気になったことも数知れず。

親だって苦しい
高校受験は「子どもの問題」です。でも親はどうしても失敗させたくなくて、ついつい言ってしまうのですね。

先日、現役の教員で大学を卒業した子ども二人を持つ友人と、その話になりました。
“私たち二人とも、問題集買って渡したり、嫌味の一つも言ってみたり、勝手に塾探してきたり、色々子どもにやってきたけど、大半は、親が自分の気持ちを落ち着けるためのものだったね”と、二人で妙に納得しました。

たぶん親が勝手にやってきたことは、ほとんど子どもには通じません。“実際に役に立てたと感じたのは、子どもが困っていて、サポートのシグナルを伝えてきたことに対応したときだったね”と二人で頷き合いました。
冷静に考えると親が良かれとやっていることの多くは、親自身の気持ちの発散や、安心や希望のためだったと思います。

だからといって、皆さんに、「色々世話するのをやめましょう」とは言えないのですね。だって私たち親だって不安だし、完全ではありません。それに、そうした気持ちでごちゃごちゃするのが子育てですよね。
でも、「これは子どもの問題だ」と時々思い出して、気持ちの整理をすることも必要かもしれません。

子どもとおしゃべりする時間をつくろう
勉強させる方法を考えたり、小言を言うのではなく、子どもとおしゃべりしましょう。

中学生は、これまでの親子関係が変化して行く時期です。子どもは、べったり来る親が苦手になってきます。子どもの気持ちを聞いて、サポートしてあげたい気持ちは十分わかりますが、そこをぐっと抑えて、子どもとおしゃべりする時間を取りませんか?

そうして、いつものおしゃべりができると、子どもも本音をちらっと言ったりします。「困っていることがあったら助ける気持ち十分だから、言ってねー」と、こちらの気持ちをストレートに伝えてみるのはどうでしょうか。

まとめ

中学生で受験生なのに勉強しない原因はさまざまです。勉強に関しては、切羽詰まっていたら学校や塾に相談してみても良いと思います。気持ちの面でなかなか勉強に取りかかれない子どもには、まず親は子どもの考えを受け入れることが大事です。自分の気持ちを受け入れてもらっていると勉強へのモチベーションを取り戻すかもしれません。
また、具体的なスケジュールの提案や、第二志望、第三志望の学校の事なら、一緒に考えてみるのもいいでしょう。

でも、それが効果的であるかは、やはりその要求が子どもから出てきているかどうかにかかっています。そのためにも親が機嫌よく、子どもとおしゃべりしてみましょう。そして、子どもにあったサポート方法を見つけていけると良いのではと思います。
親は子どもが自分自身の力を信じ、自分の将来に向かって一歩踏み出すサポートができるといいですね。

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佐々木 伸子

みらぴか認定サポーター
大学卒業後は百貨店勤務。専業主婦の時代を経て、離婚をきっかけに35歳で教員に。以降、担任・学年主任・教頭などを経験し、多くの生徒・保護者の方の進路や親子関係について相談を受け、サポート行っている。定年後も事務長として、管理職・教員を支援する側になり、長く学校現場に関わっている。現在は再婚し、ステップファミリー(成人した子ども3人、孫5人)の母。

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