栄養士が解説!1歳から3歳の食事マナー 楽しく覚える年齢別のポイント

1歳 2歳 3歳 食事マナー

1歳、2歳、3歳の子どもを持つ親にとって、食事の時間は日々の喜びであり、同時に試練でもあります。この年齢では、子どもは自我が芽生え、食事に対する好みや反発がはっきりとしてきます。同時に、親の譲れない部分も出てきて、伝え方に悩む時期かと思います。この記事では、親が直面する食事中のマナーに関する悩みを理解し、年齢別またその子自身に対応できるかもしれない工夫をお伝えできたらと思います。親子で楽しい食卓を目指しましょう。

1歳、2歳、3歳児の楽しい食事マナーのポイント

1歳児の食事マナー:食事を楽しい時間にする工夫

1歳児は、食べ物で遊んでしまったり、時間がかかることがあります。まだ食べ物とおもちゃの区別がついていなかったり、食べ物は大切にという大人の気持ちや価値観は理解できない時期でもあります。1歳児がこの様なことをするのは自然なことですが、毎回となると親御さんもしんどいですよね。食事への興味を引き出すにはどうしたらいいのか、私自身も悩みました。

そこで、是非とも取り組んでほしいのは、お子さんとの食事の時間を一緒にして、親御さんも美味しく楽しく食べてみてください。この段階で重要なのは、親が落ち着いて座って食べる姿を見せることです。幼児食として取り分けたり切り分けたりしているご家庭も多いかと思いますが、大人はソースやドレッシングなどで工夫をし、できればお子さんと同じ物を食べることをやってみてください。大好きな人が同じものを美味しそうに楽しく食べている様子を見て学ぶことが、お子さんの成長につながります。

食べるのに時間がかかる場合は、お腹が空いているか考えてみてください。大人と違い、食事の時間だからご飯を食べるという体にはまだ対応できません。昼間の運動量や、前日の夜寝る前の胃の中の状態など、1日の流れによって空腹の状態が違います。お腹が空いていないのに完食を目指すと、食事がつらい時間になってしまいます。時間にはメリハリをつけ、「もうおしまい」という明確な合図を設けるのも良いかもしれませんね。

2歳児の食事マナー:遊び食べや食べない時の対応

2歳児は、食べない、おしゃべりが多い、座って食べないなどの行動に頭を悩ませてしまいますね。特に、「今まで食べていたのに食べてくれなくなった」という声はよく聞きます。自我がはっきりしてきて、自分の嫌な事が言えるようになったのですね。同時に、親を手本にしながら、子どもは徐々に食事の楽しさを見つけ、より良い食習慣を身につけていきます。

まずは“食べること”に興味をもってもらうことが大切になってきます。お子さんに食事の準備のお手伝いをお願いすることは興味をもってもらう工夫の一つです。食べるものに関しては、1度嫌な思いをすると食べなくなってしまうこともあります。特に野菜は旬によって味が違うので、思っていた味と違ったことがマイナスのイメージにつながっていったのかもしれません。焦らず、大人が美味しそうに食べている姿を見せ続け、安心感が戻ると良いですね。

また、この時期でも口腔の発達は個人差がとても大きいです。歯が生えてくるスピードや舌の使い方、飲み込む力等必要な発達が身につく時間は子どもそれぞれです。周りと比べてしまうと親子共々しんどくなってしまうので、目の前の子どもがどうしたら食べやすくなるか食事中に観察しながら、とろみをつけるなど工夫が出来たらいいですね。

3歳児の食事マナー:基本を学ぶ

3歳の子どもたちで早い子は、スプーンやフォークだけではなく、箸などの道具の使い方に苦戦する子が出てくるかもしれません。

保育園では箸を持つ子もこの1年間で増えてくる時期でもあります。大人は意識していませんが、箸を使うには色々な力が必要です。是非、利き手ではない方で長い箸を使って食べる練習をしてみてください。思ったより苦戦しませんか?お子さんは初めてのことなので尚更です。箸を持たせる前に、先ずお子さんが興味を示しているかが1番重要になります。大人が楽しそうに箸で便利に使いこなしてみてください。子どもは真似をして使いたがるかもしれません。

また、現在は生活の中で指先を使うことが極端に減ってきています。ボタンを付ける、蛇口をひねる、物をつまむという経験が必要かもしれません。野菜をちぎる・袋を開けるお手伝い、洗濯ばさみで挟んでもらったり、蛇口付きの水道がある公園に遊びに行くなど、工夫してみてくださいね。

食事は、マナーを学ぶだけでなく、家族でのコミュニケーションを楽しむ時間でもあります。食事の時間を決め、温かいアプローチで、子供は自然と食事の楽しさとマナーを身につけていきます。

楽しい食卓にするための親の役割

子どもの食事において、1歳、2歳、3歳の期間は、子どもが食習慣や楽しさを知る貴重な時期です。親が毎日の食事を楽しく過ごし、美味しく食べることで、子どもは自然とこれを見習います。食事の時間を楽しくする工夫もしてみると良いかもしれません。

子どもの好きなキャラクター食器を使ったり、カラフルな空間をテーブルの上に作ってみたり。たまには公園で食べてみるのも雰囲気が変わって楽しい空間を作れるかもしれないですね。その子にあった形状の食べ物を用意し、食卓を明るい会話で満たすことで、食事に対する関心を育てます。

子どもとの会話は、食事の喜びを共有し、食べることの大切さ・楽しさを優しく伝える絶好の機会です。食は人生の楽しみです。食べることが嫌いにならないように、親が子どもに寄り添いながら、健やかな食習慣の基礎を築いていけると良いですね。親御さんがまず楽しむ気持ちやその時間を一緒に共有することが、子どもの健全な食生活の礎を築くことに繋がります。

食事のマナーの注意点:焦らず、楽しく進めること

1歳、2歳、3歳までの子どもへの食事の時間は、焦らず、楽しく進めることが重要です。

この時期の子どもたちは、新しいことを学ぶことに興味津々ですが、集中力は短く、興味も変りやすいです。食事が楽しい時間になると、子どもの興味も湧くかもしれません。怒ってしまう時間ではなく、楽しく過ごしていきたいですね。伝えたいことは食事以外の時間に触れておくと良いかもしれません。食材の色や形に触れる活動、お手伝いや、ゲーム感覚でのお箸の練習など、食事が楽しくなるような遊びを取り入れてみるのはいかがでしょうか。

また、子どもが自分で食べることを試みたり、新しい食べ物を試したりする際は、大げさにニコニコしてみてください。親御さんが喜ぶ姿は、子どもの健やかな成長につながります。進んだり戻ったりを繰り返すことで、子どもは食事の時間を楽しみながら、食習慣を身につけていきます。焦らず、子どものペースに合わせて進めることが、楽しい食卓を作るのに重要かもしれませんね。肩の力を抜いて、楽しんでみてください。

まとめ

1歳、2歳、3歳の子供への食事の時間は、子どものペースに合わせてゆっくりと導くことが大切です。食事の時間を家族の楽しい交流の場とし、子どもが自然と良い食習慣を身につけるよう促せると良いですね。食事は、子どもにとっての大切な育ちの時間であり、親子の絆を深める貴重な機会です。ですが、1日3回、毎回の工夫は難しいと感じる方も多いと思います。できる日もあれば、できない日もある。関わる大人が楽しめるように、リラックスして過ごせると良いですね。

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芹澤 静

みらぴか認定サポーター

専門学校に通い栄養士免許を取得。卒業後は主に飲食店にて働く。実績を積み、調理師免許取得し、調理・ホール・パントリー・インストラクター等様々な業務に従事。結婚、出産を機に退職し、3人の子育てをしながら子どもの成長の見守りや子育て支援の地域活動に参加。離婚を期に保育園で栄養士として子どもたちの食に携わりながら、保護者面談・栄養相談・離乳食相談に従事。現在は、“笑顔をつなげていきたい”という思いを感じ、NPO法人にて子どもの居場所作りに関わる。

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