子育てアカデミー

こんにちは。私の名前はとんび、ライターズオフィスを経営している男性です。受験生を持つ保護者としての経験を通じて、同じ境遇の皆さんの役に少しでも立つようなお話しができればと思います。ただし難しいことは書きません、というか書けません。どこの家庭にもある、だけど家族にとっては大切な出来事やひとときを、気の向くまま書いていこうと思います。皆さんも肩の力を抜いて読んでいただければと思います。

もうですか?

なんの因果か小学校高学年から急にやる気スイッチが入ってしまった長女(現在中学2年生)。中学受験こそ間に合いませんでしたが、小6から入った塾は大手の中でも厳しいことで有名。高校受験に向けて、毎週4日、夜7時から9時過ぎまでみっちり勉学に勤しんでおります。

そのハードスケジュールもさることながら、私を驚かせたのが進路選択の時期の早さ。中学2年生になるなり、「そろそろ志望校を決めていただかないと」と塾の講師。思わず私は、「もうですか?」と口走ってしまいました。

昭和生まれの私が高校を決めたのは確か中学3年生の秋。部活のバレーボール部が県大会の予選で早々と敗退し、長い夏休みを満喫した後のことでした。

なんとなく地元の商業高校にでも通って、なんとなく地元の役場かなんかに勤めるのだろうと、なんとなく考えていたのですが、これもなんの因果か、告白したら付き合うことになった同級生の女子が、超がつくほどの優等生。その子と同じ地元きっての進学校に行きたいと、夏休み明けの2学期、真っ黒に焼けた顔で担任に言うと「はあ?」と目をちくわの断面のように丸くして驚いたのを今でも思い出します。続けて「ほぼ無理。いや絶対無理」と言い切ったことに腹を立て、なんとか見返してやろうと頑張って勉強した甲斐あって見事合格。ところが入学式直前にその子と破局。以来、暗黒の3年間を過ごしたのは青春時代のほろ苦い思い出です。

エスカレーターは楽なのか

さて、そんなおっさんの思い出話はどうでもよくて。
肝心なのは娘の進路です。

まず選択肢として上がったのは、私立か公立か。
そして私立ならエスカレーターかエスカレーターじゃないか。
つまり、大学の付属校か、そうじゃないか。
妻はガ然、エスカレーター推しです。
なぜなら、「受験が1回で済むから」。

受かるかどうか胃をキリキリさせることも、受験のための塾代を負担することも、
できれば何度も経験したくはありません。それは私も賛成。
しかし、世の中は上手くできています。
あちらが立てばこちらが立たず。
今風に言えばトレードオフか。
そういう学校は、学費が無茶苦茶高いのです。

1回の受験+私立のバチくそ高い学費か。
それとも2回の受験+そこそこ安い公立の学費か。

それが問題だ。

3年後なんて分からない

そんな時、頭によぎったのが、同世代の女友達の娘さんのこと。
彼女は私の娘の5歳上。現在予備校の1年生です。

その娘さんは、とある有名私立大の附属高校に通っていました。
理由は私の妻と同じく、「受験が1回で済むから」。
しかし、高校3年の夏、彼女は突如こう言い出したのです。

「ごめん、わたし、〇〇大学に行きたい」
(大学名は伏せますが、付属とは別の某難関私立大学です。)

はあ?とちくわの断面のように目を丸くする女友達の顔が目に浮かぶようです(ん、デジャブ?)。このままエスカレーターで大学に進学したら後悔するというのが理由でした。

もちろん、その附属校は、娘さんも納得の上で入学したと思います。
しかし、15歳の少女にとっての3年後は、50歳の私の10年後と同じ。
いや、それ以上かもしれない。

つまり3年後のことなど、誰にも分からないのです。

いずれにせよ、娘の気持ちを無下にするような女友達ではありません。
その大学の受験を許可しましたが、残念ながら合格ならず。
来年のリベンジを目指して、現在浪人生活まっしぐらというわけです。

そんなエピソードを語って聞かせると、妻は「なるほど……」と言ったきり黙ってしまいました。

3年後どころか、1年後のことすら見通せない、我が家族。

それが問題だ──な日々は、それからしばらく間、続くのでした。

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とんび

ライター
中学生と小学生の2人の娘、妻と都内に暮らすライター兼ライターズオフィス経営者。取材で有名大学や一流企業に訪れると、「うちの子もこんなところで……」と妄想を膨らませる今日この頃。上の娘は某有名学習塾に通学中。下の娘も姉の影響で近所の個別指導塾に通い始めたところ。子供たちの塾通いが家の暮らしの中心となっている。ちなみに似顔絵イラストは上の娘が小5の時に描いてくれたもの。

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