子育てアカデミー

こんにちは。私の名前はとんび、51歳、ライターズオフィスを経営している男性です。受験生を持つ保護者としての経験を通じて、同じ境遇の皆さんの役に少しでも立つようなお話しができればと思います。ただし難しいことは書きません、というか書けません。どこの家庭にもある、だけど家族にとっては大切な出来事やひとときを、気の向くまま書いていこうと思います。皆さんも肩の力を抜いて読んでいただければと思います。

厳しいことで有名な某学習塾に通学中

さて、私には娘が二人いて、姉は現在中学2年生。有名学習塾の特訓コースに所属しています。どこの塾かは申し上げられませんが、年ごろの子を持つ親が三人寄れば「あの塾知ってる?」と話題に上るほど今イケイケで有名な塾です。とにかく厳しいと評判。宿題も多いらしい。実際どうなの?とよく聞かれますが、答えは「その通り」。

彼女は今、国語、理科・社会、英語、数学の5教科の授業に週4日通っており、終わるのは遅いと夜の9時半。家に帰ってからもさらに塾の宿題を遅くまでやっています。だから夕食を家族と一緒に取れるのは3日間だけ。私もこの日だけは、何とか仕事を早く終わらせて家に帰るようにしています。ちなみに雨が降れば車で送り迎え。妻や下の娘も含め、家全体が上の娘の塾に合わせた生活スタイルとなっています。

まあ、親はいいんです。見守るだけなので。生活スタイルも慣れてしまえばある程度は回ります。だけど、塾に通う本人は、はたから見ていても大変そうです。とにかく宿題が多い。あー終わらない、終わらないと言いながら──インスタのリール動画を見る時間はあるのねと思いつつ──いつも部屋にこもって勉強しています。休憩に出てきた時に、ちょっと頑張りすぎじゃないの? 少しは休めばと声をかけても、「いや、でもこれやっとかないと」と再び机に向かいます。我が子ながら本当に頑張っていると思います。

そうした努力のおかげで、塾の講師からは、「高校は都立のトップクラス、大学は早慶あたりも十分狙える」と太鼓判を押されています。お世辞だとしても、親として誇らしい限りです。ちなみに私たち父母は大学教育の経験がありません。このまま娘が順調に進学すれば、ことわざのように「とんびがたかを産む」事例となりそうです。

そんな彼女も、元々勉強が得意なわけではありません。小学生時代、優等生タイプではありましたが、学業成績はそこまでのものではありませんでした。

それがある時、彼女の「やる気スイッチ」が入ったのです。

彼女のやる気スイッチが入ったきっかけとは

それは小学4年生の秋でした。聞いた話では、その頃の彼女は良い子でいなければならないというプレッシャーから、長らく自分らしさを出せていなかったそうです。私たち親はそれを強要したつもりはないのですが、なにげない態度や言葉の節々から感じ取っていたのでしょう。そこは反省だなと思っています。

しかし、その年の運動会での出来事が彼女に自信を与えました。彼女は応援団に立候補し、全校生徒や保護者の前で演舞を成功させたのです。その経験が彼女に主体性をもたらし、自ら進路を考え、目標に向かって動き出すきっかけとなったのだと思います。今でも妻とよく「あの運動会をきっかけに変わったよね」と語り草にしています。

小学6年生になると、彼女は現在通っている塾に入塾することを自ら決めました。いくつかの塾を比較した結果、治安の良さや通学の便利さからこの塾を選んだのです。彼女が最も重視したのは立地。家から近い塾は、仲の良い学校の友人が通っており、それだと学校の延長のようになってしまいます。彼女は学校とは違った環境で学びたいと、自転車で15分ほどの場所にある今の塾にしました。夜は少し通学が大変ですが、学校とは違う新しい環境が彼女にとって新鮮であり、やる気を引き出す要因となっているようです。

スイッチは入れるのでなく、入るもの

いまや塾が彼女の生活の中心であり、家庭や学校とならぶ大事な場所となっています。そして中2の後半になり、部活動の部長も引き受けることになった彼女はますます忙しそうです。でもたまの一家団欒のひと時にいろいろなエピソードを楽しそうに語ってくれるのでひと安心。がんばり過ぎないようチェックは欠かさないようにしていますが……。

子どものやる気スイッチの入れ方が分からないという親御さんは多いでしょう。我が家の経験から言えるのは、やる気スイッチは入れるのではなく、入るのだということ。

ではどうすれば入るのか。その答えは残念ながら分かりません。うちのムスメがそうであったように、勉学とは全く関係ない部分がきっかけになるかもしれません。時期だって分かるはずがありません。

だからなるべく色々なことに挑戦して、小さな成功体験を積み重ねていく。そのサポートをすることが、親にできる唯一のことのような気がします。

まずは子どもを信じ、のんびりと待ってみてはいかがでしょうか。

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とんび

ライター
中学生と小学生の2人の娘、妻と都内に暮らすライター兼ライターズオフィス経営者。取材で有名大学や一流企業に訪れると、「うちの子もこんなところで……」と妄想を膨らませる今日この頃。上の娘は某有名学習塾に通学中。下の娘も姉の影響で近所の個別指導塾に通い始めたところ。子供たちの塾通いが家の暮らしの中心となっている。ちなみに似顔絵イラストは上の娘が小5の時に描いてくれたもの。

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