子育てアカデミー

子ども 父親 会話

受験生を持つ保護者としての経験を通じて、同じ境遇の皆さんの役に少しでも立つようなお話ができればと思います。ただし難しいことは書きません、というか書けません。どこの家庭にもある、だけど家族にとっては大切な出来事やひとときを、気の向くまま書いていこうと思います。皆さんも肩の力を抜いて読んでいただければと思います。

なぜ子どもと会話が続かないのか?

子どもとの会話が続かないと嘆く親は私の周りにもけっこういます。特にお父さん。最近は友達感覚で子どもと接する父親が増えているようですが、仲が良いのと会話が続くのは別の話です。私も子どもとはずっと仲が良いと思っていますし、子どもも特に反抗期はありません。ですが、なかなか会話が続かないのが悩みでした。

とりあえず学校や友達のことを話題にしますが、決まって返ってくるのは「まあまあ」「別に」という答え。そりゃそうです。子どもたちにとってはどちらも日常すぎて、面白い話ではありません。言っても分からないと思っているでしょうし、本当に面白いことは親には話せないことでしょう。こちらも「ふーん」とか「へー、そうなんだ」と大して興味もなさそうなリアクション。あとはテレビを見ながら「このお笑い芸人しょうもないねー」とか、半分独り言のような会話でお茶を濁すのが関の山でした。

気づけば、子どもたちのことを何も知らない父親がそこにいました。子どもについて何か知りたければ妻に聞くしかありません。最近学校でどうだとか、友達との仲はどうだとか、なぜか妻は全部知っています。どうして自分には心を開いてくれないのか。一時期はけっこう落ち込みました。

ですがある時気づいたんです。そうか、取材相手のつもりで向き合えばいいんだと。

父親は聞き役に徹することが第一のコツ

父親 聞き役

私、キャリア20年以上のライターでして、いわゆるインタビューは日常茶飯事、というか飯の種であります。人様から話を聞いて、それを元に原稿を書き、新聞社や出版社、ウェブメディアなどからお金をもらって家族を養っています。

自慢じゃありませんが、特にインタビューは得意です。どんな相手、どんな現場でも、気持ちよく会話することに自信があります。1時間ノンストップで話し続け、相手も「あー、楽しかった」と満足げにお帰りになります。そう、仕事なら話が弾むんです。

それを子どもに対してもやってみようと思いました。

インタビューのコツは3つあります。

1つ目は、「聞き役に徹する」こと。
楽しく会話するというと、どうしても「楽しい話をしなければならない」と思いがちです。
でも、お笑い芸人ではあるまいし、楽しい話のネタなどそうそうありません。
しかし、相手を楽しませるのは簡単です。とにかく聞き役に徹すればいいのです。
人間は、他人の話を聞くよりも、話すほうが気持ち良い生き物です。
でも、自分の好きなように話せることなど、有名人やセミナー講師でもなければ無理です。
だから、こちらが熱心に聞いてあげるだけで、気持ちよくしゃべってくれるのです。

でも、私は子どもとの会話でそこまで聞き役に徹してはいませんでした。
むしろ自分の主張を子どもに押し付けようとしていた感があります。
話すたびにいちいち小言を返されたら、そりゃ話す気になりません。
それに気づいてから、子どもと会話をする時は、自分の意見は挟まず、とにかく聞き役に徹することにしました。

2つ目のコツは、「しっかり相手の目を見て、リアクションをする」です。
なぜなら、気持ちよくしゃべってもらうには、ちゃんとこちらが聞いていることを態度で示さなければならないからです。
試しに、自分が話しているのに相手が眉一つ動かさず、ずっと無表情で目も合わせてもらえないと想像してみてください。ものすごく悲しくなると思います。

でも私は、同じこと子どもにしていました。
例えば、家で仕事をしていて、子どもが話しかけてきた時など、目はパソコンの画面に向けたまま、「へー」とか聞いている“フリ”をしていたのです。
その時の子どもの気持ちを想像したら……。
それに気づいてからは、どんなに忙しくても仕事の手を止め、目だけでなく体も子どもに向けて、話を聞くようにしました。

子どもが興味のあることに興味がありますか?

K-POP 子ども 趣味

3つ目のコツは、「相手が興味のあることに興味を持つ」です。
仕事のインタビューでは、相手の仕事内容や趣味を可能な限り調べます。
もし野球が好きなら、ファンの球団や選手の動向について情報をインプットし、それを取材の時に話します。すると、相手は「自分が興味のあることに興味を持ってくれている。気が合うかも」と認識し、心を開いてくれます。

それと同じように、子どもが興味のあることは自分も興味を持って見たり、聴いたり、調べたりしてみました。
例えば、上の娘ならK-POPやコスメ、下の娘ならゲームやアニメについてです。
すると、自然と共通の話題が増え、会話が長続きするようになりました。
子どもの趣味なんて……とバカにしてはいけません。ちゃんと向き合えば、大人がハマるほど面白いものはたくさんあります。
特に下の娘とは同じアニメ映画を3回も映画館で鑑賞。ついには聖地巡礼の2人旅を3日4日でしました。この旅は一生の思い出です。これも、子どもが興味のあることにちゃんと向き合ったからです。

改めて、子どもに対してやってほしいインタビューのコツは以下の通りです。

1、「聞き役に徹する」
2、「しっかり相手の目を見て、リアクションをする」
3、「相手が興味のあることに興味を持つ」

どうでしょう。そんなに難しいことではなさそうでしょう?
ぜひ試してみてください。
あ、これは奥さんに対しても有効ですよ。
インタビューのコツを取り入れたことで、我が家は今のところ家族円満です。

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とんび

ライター
中学生と小学生の2人の娘、妻と都内に暮らすライター兼ライターズオフィス経営者。取材で有名大学や一流企業に訪れると、「うちの子もこんなところで……」と妄想を膨らませる今日この頃。上の娘は某有名学習塾に通学中。下の娘も姉の影響で近所の個別指導塾に通い始めたところ。子供たちの塾通いが家の暮らしの中心となっている。ちなみに似顔絵イラストは上の娘が小5の時に描いてくれたもの。

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