子育てアカデミー

こんにちは、子育て中ライターの水無瀬あずさです!

今や私たちの生活に欠かせなくなったスマートフォンは、小中学生にとってもマストアイテムになりつつあります。防犯のため、連絡手段として、友達との情報交換ツールとしてなど、さまざまなシーンで役立つスマホですが、時にトラブルを引き起こすきっかけにもなり、保護者のなかには「いつから持たせるべき?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。実は私もこれに関してはかなり悩みまして、夫と相談を重ねた結果、「小学生まではキッズケータイ、スマホは中学生になってから」というルールに決めました。周りにスマホを所持する友達が増えてくるなか、同じように持ちたいと思うのは自然の流れだと思いますし、むやみに禁止するのも違うのでは?と思ったからです。そこで今回は、イマドキの小中学生のスマホ利用の現状と、スマホを持たせるうえで注意すべきポイントについて調べてみました。

小中学生でスマホ利用が増えている

スマホやタブレットが急速に普及するなか、イマドキは小中学生からスマホを所持している子どもが増えています。大手通信企業の研究機関であるモバイル社会研究所の調査では、スマホを所有している割合は中学1年生で7割を超えています。

小学生から中学生への進学って、親としては「ようやく育児にちょっと一区切り付いたかな?」って時期だと思うので、スマホを持たせるにはちょうどいいタイミングなのかもしれません。中学生の息子に聞いたところ、クラスでスマホを持っていない子は数えるほどしかいないんだとか。

では「中学生はスマホで何をしているの?」というのも気になって調べてみました。多くはSNSを利用しているようです。なかでもLINEの利用率は高く、男女で8割以上が利用しています。

我が子もスマホを欲しがる理由として「LINEをやりたいから」と言っていました。今や中学生にLINEは欠かせないコミュニケーションツールのようです。息子いわく、4月の早い段階でクラスのグループLINEができ、誰からともなく招待されて、いつの間にかクラスの輪が出来上がるのだそうです。すごい時代ですねえ。

指先ひとつで、気軽に友達や家族と繋がれる時代。IT化が進むなか、スマホ所持の低年齢化は今後さらに進むと予想されます。

学校は子どものスマホ利用にどう対応しているの?

スマホ所持・利用に関して、学校現場ではどのように対応しているのでしょうか。

文部科学省では2009年1月、学校における携帯電話(スマホを含む)の取り扱いについて、「小・中学校では、やむを得ない場合を除き原則持ち込み禁止、高等学校では校内での使用制限等を行う」という方針を示しています。

一方で、スマホの持ち込みを禁止するだけではネット上のいじめや有害情報から子どもたちを守れません。そこで文部科学省は、情報や情報手段を主体的に選択し活用していく能力を養うこと新学習指導要領のなかで明記しています。

息子たちの小・中学校でも頻繁に注意喚起が行われている

私の息子たちの通う公立小学校、公立中学校では、スマホを含む携帯電話は原則学校へ持ち込み禁止と決まっています。家庭の事情でどうしても必要な子どもに関しては、年度初めに承諾書を学校へ提出して許可を得る必要があります。

中学校では、三者面談の際に毎回必ずスマホ利用に関する注意喚起のプリントを手渡され、ルールや禁止事項を家庭でよく話し合うよう指導されます。担任の先生も、「うちの学校でもLINEのトラブルがちらほら起こっているが、学校はなかなか介入が難しい」と話していました。

小学校では、学年ごとに「出前授業」というのが開催され、大手通信企業の担当者が情報リテラシーについて教えてくれる授業があるそうです。スマホを含む携帯電話の正しい使い方、個人情報についてなどを学習するんだとか。

IT時代を生きる子どもたちは、情報という見えない世界のなかでも自分を守る方法を学ばなければなりません。そのためには国の注意喚起や学校での教育・指導だけでは不十分で、家庭でも並行してリテラシー教育を進めていく必要があると感じました。

子どもにスマホを持たせる際に注意すべきポイント

子どもにスマホを持たせると決めた場合には、家庭でしっかりスマホや情報の取り扱いについて話し合い、万が一の場合に備えて大人が介入できる状態を作っておくことが大切です。ここでは注意すべき3つのポイントをご紹介します。

家庭ごとに「マイルール」を決める

スマホを子どもに持たせる際には、家庭の都合や事情に応じた「マイルール」を設定し、親子で確認しあいましょう。ルールの一例を以下に挙げてみます。

  • スマホを使用していい時間は夜10時まで
  • スマホを使用する場所はリビングのみ
  • 有料コンテンツのダウンロード時には必ず保護者に確認を取る
  • ゲームやYoutube利用の際は時間を決める

大切なのは、保護者が一方的にルールを決めるのではなく、子どもと一緒に話し合うことです。「スマホは自分の所有物ではなく、保護者から貸与されているものである」ということを自覚させるとともに、「なぜルールを守らなければならないか」「守るためにどうすればいいか」などについて、お互いが納得できる内容を話し合いましょう。

また、「人を傷つけるような言葉を書き込まない」「他人の画像や文章、動画は許可を得ずに使わない」といったことも、ルールのなかで共有しておくとよいでしょう。

我が家では、基本的にスマホは「調べたいことがあるときのみ使う」と決めています。勉強で分からないことがあった場合に使用し、ゲームや動画視聴は決められた時間のみOK。友達とのLINE連絡は必要に応じてするとして、「話したいことはなるべく学校で直接話す」「クラスLINEには必要以上に関与しない」ことなどを約束事にしています。

フィルタリングや保護者機能を設定する

あらかじめフィルタリングや保護者機能をスマホに設定しておき、年齢に応じて有害コンテンツをブロックしておきましょう。設定する際は、子どもの目の前で、本人の確認を取りながら行うことが大切です。

フィルタリングや保護者機能によって、残虐なシーンのあるゲームや映像、出会い系アプリなどは制限できますが、LINEやSNSのアプリ内で不適切なコンテンツが流れてくるのはブロックできません。やがて大人になることを考えれば、「ネットとはそういうものだ」と認識させることも一つの勉強ではありますが、せめて残酷なコンテンツや相手に不快感を与えるものをシェアしないように教えていきたいですね。

個人情報の大切さを教える

スマホを日常的に使うことによって、子どもが気づかないうちに犯罪やトラブルに巻き込まれるケースは増えています。スマホを持たせる際には、個人情報がどれほど大切で、なぜ守らなければならないかをしっかり教えることが大切です。大人にとっては当たり前と思うことでも、子どもは意外と認識できていないことがあります。たとえば以下のような点について共有しておくとよいでしょう。

  • アカウントやパスワードを他人と共有しない
  • SNS上で名前や学校名を安易に公開しない
  • 個人情報が分かる写真はアップしない
  • 知らない人にアカウントを教えない、つながらない

まとめ|子どもにスマホを持たせるならしっかりルールを決めよう

子どもにスマホを持たせることを「危ないから」という理由で禁止したとして、禁止されればされるほど欲しくなるのが人間というものだと思います。私自身、子どものころ突然「ファミコン禁止令」を出されて隠されたときは、親の目を盗んでこっそり引っ張り出してきたものですしね。スマホ所持の低年齢化が進むなか、スマホをむやみに禁止するのはおそらく逆効果でしかなく、私たちは「子どもだってスマホを持つ時代である」ということを前提に考えていく必要があると思います。家庭それぞれがルールをしっかり決めたうえで、正しく使えるよう見守っていきたいですね。

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水無瀬 あずさ

ライター
黄色い電気ネズミとビールをこよなく愛するシステムエンジニア兼ライター。「どんなことでも全力で楽しむ!」をモットーに、反抗期真っ盛りの中学生・小学生の息子たちと全力で向き合っています。PTA役員などボランティア活動に積極的に参加し、学校や家庭における教育の在り方を模索中です。ゲームが趣味ながら、最近画面酔いがひどくて長時間できなくなったのが悩みのタネ。

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