子育てアカデミー

「パパ、パパ」と言っていた娘が、気がつけば距離を置くようになった。そんな経験はないでしょうか?中学生になると子どもの心や体に変化が出てきます。特に父親からすると娘の変化にどう関わっていいか困るもの。

このコラムでは中学生になって、父親と距離を置くようになったり、反抗期を迎え「うざい」など拒否する言葉をかけられた時の父親の適切な接し方や父親が注意することについて紹介します。

女の子の反抗期はいつから?どんな特徴があるの?

まず、女の子の反抗期は一般的に中学生から高校生にかけて始まることが多いです。この時期、女の子は身体的な成長に伴い、ホルモンバランスが変化し、感情の起伏が激しくなることがあります。また、親から自立しようとする過程で、親に対して反抗的な態度を取ったりすることが見られます。

反抗期の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

・親の意見に反対することが増える。
・家族よりも友人との時間を優先する。
・感情の起伏が激しくなり、ちょっとしたことで怒りやすくなる。
・プライベートなことに親の介入を極端に嫌がる。

父親の娘への接し方:理解と寄り添い

では、父親はどのよう反抗期の娘に接すればいいのでしょう。父親として大切なのは、この時期の娘の気持ちを理解し、寄り添う姿勢を見せることが大切になります。

1. 話を聴く姿勢が大切です

反抗期において、父親が最も大切にすべきことは、話に耳を傾けることです。この時期の子どもは自分の感情や考えを理解してもらいたいと強く望んでいます。父親は、話を中断したり、すぐにアドバイスや解決策を提示するのではなく、まずは子どもの言葉に耳を傾け、感情を受け止めるようにしましょう。

・共感を示す
話を聞いた後は、共感を示すことで、子どもは自分が理解されていると感じ、心を開きやすくなります。「大変だったね」「気持ちわかるよ」といった共感の言葉をかけることで、安心感を与えましょう。

・質問をする
話に関心を持ち、適度に質問をすることで、更に会話を深めることができます。ただ、質問は子どもの気持ちを探るためのものであり、詮索するためのものではないことに注意しましょう。

・表情や振る舞い
また言葉だけでなく、態度でも示すようにしましょう。目を見て話を聞く、頷く、適切なタイミングで微笑むなど、表情や振る舞いで子どもに対する関心と理解をみせましょう。

2.娘のプライバシーを尊重する

子どもは思春期に入ると、プライバシーを強く意識し始めます。この時期のプライバシーの尊重はとても重要です。父親は、子どものプライバシーを尊重し、適切な距離感を保つようにしましょう。

・個人の空間を尊重する
子どもにとって自分の部屋はプライベートな空間です。部屋に入る前には必ずノックをする、無断で物を漁らないなど、プライバシーを大切にしましょう。そうすることで、子どもは自分の空間に安心感を持てます。

・スマホやSNSのプライバシーを守る
またスマートフォンやSNSの使用状況を監視することは避けましょう。必要な場合は、まずは率直に話をし、信頼関係を築くことから始めましょう。もし自分だけでは難しい場合は、無理せずパートナーと協力して、お子さんに寄り添いながら一緒に考えていきましょう。

・子どもを信頼する
子どものプライバシーを尊重することは、信頼の表れです。親としての心配や不安は当然です。ですが、過度な心配や制限は余計に子どもの反発を招くことがあります。子どもの判断を信じることが、反抗期になった子どもとの新たな親娘関係の始まりになっていきます。

・いつもで相談に乗る姿勢
またプライバシーを尊重する一方で、困ったことや悩みがある時はいつでも相談に乗ることを伝え、子どもに安心感を与えましょう。子どもの反抗的な言葉や態度に感情的にならず、広い気持ちを持って接し、常に支える気持ちを忘れないことが大切です。

父親が娘の反抗期で注意すること

感情的になる

子どもの反抗期において、父親が感情的になることは、しばしば状況を悪化させる原因になることがあります。反抗的な言動に腹が立っても、感情をコントロールして接するようにしましょう。もし腹が立ったり、イライラした時には、一度、深呼吸をして落ち着きましょう。

また、反抗的な行動や言葉に対してすぐに反応するのではなく、少し時間を置いてから話をするようにしましょう。感情が高ぶった状態では、誤解を招くことがあります。少し時間を取り、冷静に考えることが、親娘関係を良好に保つポイントです。

もし感情のコントロールが難しい時は、パートナーや友人など信頼できる人に相談するのも良い方法です。他者の意見やアドバイスは、違った視点や自分の感情や考えを整理するのに役立ちます。

過度な干渉

反抗期における過度な干渉は、親娘関係に亀裂を生じさせる原因の一つです。父親は、安全の保護と支援のバランスを見極めることが大切です。特にこの時期は、子どもの自立心を育てるためにも、ある程度の自由とプライバシーが必要です。

また子どもが自分で選んだことは、信頼し応援することが大切です。例えば、学校や友人関係、部活など、自分で選択する場面を増やし、父親はその選択を応援しましょう。もし子どもの選択に失敗があれば、父親はそれも学びの一部と考え、その時は、しっかりサポートをし、励ますことが大切になります。

否定的な言葉を使う

反抗期において、父親が否定的な言葉を使うことは、子どもの自尊心を傷つけ、親子の信頼関係を損なう可能性があります。この時期の子どもは特に感受性が強く、父親の言葉に深く影響を受けます。

子どもの行動や意見に対して「ダメ」「無理」といった否定的な言葉を避け、代わりに肯定的な表現を使いましょう。例えば、子どもが何か新しいことに挑戦したいと言った場合、「それはいいね」「きっとできるよ」といった応援する言葉をかけましょう。
また、失敗や挑戦に対しては、「次はできるよ」「もう一回やってみよう」となど前向きに声を掛けることも大切です。

まとめ

父親にとってこの時期は、娘の自立を支え、お互いの信頼関係を強くする貴重な時です。反抗期は一過性のものであり、時間が経つにつれて落ち着いてきます。大切なのは、その過程で娘が安心して自分自身を表現できるような環境を提供し続けることです。

娘の成長を信じ、支え続けることで、父親は娘の心の支えとなり、彼女の自立を促す重要な役割を果たします。この時期には、娘とのコミュニケーションを大切にし、彼女が自分の道を見つけ、歩んでいくのを温かく見守りましょう。また、娘から学ぶことも多いはずです。

父親としての役割は、娘が成長し独立するその日まで続きます。なので、今、この瞬間を大切にし、一緒に成長を楽しんでください。

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