子育てアカデミー

みらぴか認定サポーターの宮本です。
私は、高校卒業後に多くの進路選択の中から就職という道を選び、10代から社会人として経験を積んできました。経験といえば学生時代に学校外で学習したことや体験したことが社会人になった今も生かされていると感じることがあります。

さて、夏休みの時期がやってきましたね。普段学校に行っているお子さんが長期間、自宅にいるようになるため、保護者の方もいろいろと計画しているのではないでしょうか。そんな夏休みの日常生活では体験できないことをやってほしいという思いから、いろんな経験ができることをお子さんにやってみる、すすめてみることも考えていると思います。その中で私の経験から有効活用の一つとして、ボランティア活動について、中学生のボランティア活動やその保護者にできることについて紹介していこうと思います。

ボランティア活動とは

改めて、ボランティア活動を通してどのようなことが得られるとされているのでしょうか。
厚生労働省には『自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為を指してボランティア活動と言われており、活動の性格として、「自主性(主体性)」、「社会性(連帯性)」、「無償性(無給性)」等があげられる。』と記載されております。自らの意志で活動に取り組み、利益や報酬などの見返りを求めず、同じ意志の仲間とともに支え合い、学び合いながらよりよい社会をつくることを活動としております。そのことから、中学生がボランティア活動を行うことによって、「物事を自主的に取り組む力」「課題を解決するための考える能力」「地域や社会に対する問題に目を向けること」「人間関係の構築」が得られるということが分かります。

ボランティア活動に対して保護者が思うこと

では、中学生のお子さんを持つ保護者がボランティア活動に対するイメージについてはどうでしょうか。いくつかの意見をご紹介いたします。

・人生の経験としてやらせたいと思った
・こどもが興味ある地域や社会に対する問題に対して体験や学びをしてほしい
・人のために取り組むことへの喜びを知ってほしい
・色々な経験を積んで欲しいし、そこから何か少しでも学べるものや、
感じられるものがあって欲しい

その他には、お子さんの将来についての経験や学びを得てほしいという意見も挙がっております。保護者としてはお子さんの将来を考えて、いろんなことに触れたり、経験をすることの一つとして、ボランティア活動をさせたいという思いがあることが分かりました。

同時に、保護者はボランティア活動を通して
「世の中の状況を学ぶ」
「社会問題について学ぶ、考える」
「自分の将来の選択肢が増える」
「周りのことを見たり考えたりすることができる」
というお子さんの将来に向けた学びや経験を期待しているではないかと感じました。

「中学生の私」が体験したボランティア活動と体験から感じた親のサポート

ところで、私自身が中学生のころにも夏休みの宿題でボランティア活動をするということがありました。実際に行ったのは一人で自宅周辺の清掃をするということ。当時はボランティア活動について余り知らなかった私は「そもそもどういう活動なのか」、活動をするにしても探し方が分からず、最終的には自宅周辺の清掃ということにたどり着きました。このときひとりで考え行動したので、自分が行っている活動はボランティアなのかなど不安になりながら活動を行っておりました。

この体験から私が思ったことは、親から「ボランティアを何のためにするのか」「ボランティアがどこでできるのか」といった活動をすることの意味や探し方をサポートしてほしかったという思いでした。

以上の体験から、保護者がどのようなサポートができたのかと改めて考えてみました。

まず、
お子さんにどんな地域や社会問題に興味があるのか聞いてみましょう。
「分野」「価値観」「体験型か支援型か」など興味があることを聞くことにより主体性を育てることにもつながりますし、自ら地域や社会に対する問題に目を向けるこのきっかけにもなるのではないでしょうか。

次に、
お子さんの興味があるもののキーワードを拾い上げ、どんな活動があるか見てみましょう。
お子さんがどのように取り組んでみたいかがいろんな活動を見ることで明確になっていきます。(特に興味がない場合も募集しているボランティアを見てみましょう。募集しているボランティアから興味がでるかもしれません。)

・学校側(先生)にボランティアの募集があるか
・地域の体験活動ボランティア活動支援センター
・ネットでボランティア募集をしているサイト
・知り合いでボランティア活動をされている方がいれば聞いてみる
など

どんな活動がしたいか明確になったところで、気になっている募集活動から「活動日程」「応募対象」「特徴」などお子さんの取り組んでみたい条件により近いボランティア活動を一緒に確認してみましょう。お子さんがやりたいと決めたボランティ活動には応募してみてください。

サポートする形で積極的に活動

ボランティア活動を通して、日常とは違った形で「自主性(主体性)」、「社会性(連帯性)」「人間関係」「将来」などの多くの学びや体験を得られることができるので、保護者がお子さんにボランティア活動をオススメするのも頷けます。私自身も大人になり、学び・経験や社会問題を知ることもそうですが、「誰かのために」自分または皆ができることを支援する、協力し合えることも貴重な学びや経験であるとも、このコラムの執筆を通じて考えることもできました。今年の夏に何か経験や学びをお子さんにと考えておりましたら、お子さんをサポートする形で積極的にボランティア活動をやってみてはいかがでしょうか。

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宮本 玲香

みらぴか認定サポーター
高校受験では高校卒業後の就職を見据えて、商業科に進学。卒業後は食品製造会社にて勤務。その後、インターネット通販の販売業や建築会社での事務職を経験。現在は学校の事務職として、生徒・教員双方の学校環境を快適にできるよう尽力している。その一方、年8回ほど中高生のキャリア支援をワークショップ形式で実施し、子どもたちの考え・想いに直接触れている。

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