子育てアカデミー

こんにちは、子育て中ライターの水無瀬あずさです。
皆さん、「AI」と聞いてどんなイメージを抱きますか?私は「便利そうだけどイマイチよく分からないもの」です。なんか近未来感がすごい。
AIといえば、昨年11月に公開された対話型AI「ChatGPT」がさまざまな分野で話題沸騰です。私はエンジニア兼ライターですが、どちらの分野でも「ChatGPTに仕事を奪われる!」と危機感を持つ人が続出しています。それほど進化を続けているAIの世界、当然ながら我が子たちの教育分野でも少しずつ活用の動きが見られるようになりました。中学生・小学生の子を持つ私としては「本当に大丈夫?」と心配になります・・・。そこで今回は、教育現場へのAI導入について詳しく調べてみました!

そもそもAIってなに?

そもそもAIとは「Artificial Intelligence」の略で、直訳すると「人工知能」という意味。データをもとにコンピュータが分析・推論・判断・学習などを行うものであり、人間の知能を模倣する技術であることからそのように呼ばれます。
「AI(人工知能)」という言葉が人類史上初めて登場したのは1956年。意外と古いですね。アメリカの科学者ジョン・マッカーシーが会議の提案書に記載したのが始まりとされています。
近年のAIブームは2000年代に入って起こりました。ブームの起爆剤となったのが「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる技術で、人間の「思考する」というタスクをコンピュータへ学習させる手法です。ティープラーニングによって、従来の技術をさらに進化させることが可能になり、人間の思考により近い動きのAIが実現しているのです。

教育におけるAIの在り方とは

冒頭でもご紹介したChatGPTは、2022年11月にOpenAIというアメリカの研究機関が公開した対話型AIです。まるで人間と対話しているかのような自然なやり取りができるとあって、さまざまな分野での活用が見込まれています。現在ChatGPTは調査プレビュー期間中として無料公開されていますが、将来的には有料化されると見られています。
そんなChatGPT、良いことばかりでもないようです。アメリカでは「ChatGPTを使って小論文をカンニングした」とする事件が発生。こういう事件、今後増えてくると思うんですよね。だって便利だし。
我々の子ども世代は、いわゆるデジタルネイティブと呼ばれています。生まれたときからデジタルが身近な存在で、それを使うことを当たり前と感じている世代。そんな世代とAIって、おそらく親和性がとても高いはず。本当に子どもたちの将来を考えるなら、私たちはこの先、AIを「日常的にあるもの」として対応していく必要があるんじゃないかと思います。

海外では教育現場へのAI導入が進んでいる

海外には教育現場へのAI導入のさまざまな事例が見られます。
イギリスでは、小中学校をはじめとした教育現場へのAI活用が進んでいます。一例では、AI教師が学校や生徒に合わせてカリキュラムを組んでいくというサービスが導入されています。アメリカのある大学では、テストの採点にAIを導入しているという事例もあります。また中国では、高校に「人工知能基礎」の授業があるんだとか。一体どんな授業なんだろう!?

日本の教育現場におけるAI導入の現状は?

残念ながら日本は「AI後進国」と呼ばれており、AI分野においては海外から大きく後れを取っている状態です。GIGAスクール構想によって一人一台端末は実現したものの、利用状況は学校によって異なり、足並みはそろっていません。一部の先進的な学校ではAIを積極的に導入する動きも見られますが、「教育にAIが浸透した」と多くの人が実感できる状況になるのは、もう少し先になりそうです。

AIに対する国民の意識は「不安」が多い

2020年に消費者庁が実施したアンケート調査では、「AI(人工知能)」に対して抱いているイメージとして、「暮らしを豊かにする」と感じている人は79.3%(※)、「生活に良い影響を与える」が66.5%にのぼりました。一方、「不安である」が55.4%、「何となくこわい」も51.8%という結果になっています。

※「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した割合の合計値。以下の数値も同様。

AIは便利で生活を豊かにしてくれるというイメージを持つ一方で、何となく「不安」「こわい」と感じている人も多いようです。消費者庁は、このような不安感を取り除くための施策が急務であると結論付けています。

政府が目指す「Sosiety5.0」の実現とAI教育の推進

日本が目指すべき未来社会のあり方として、「Sosiety5.0」という構想があります。政府が2016年度より推進している構想であり、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」と定義づけています。

このSosiety5.0の実現に欠かせないと位置付けているのが、IoT(Internet of Things)とAI。これらの先端技術を駆使することによって社会の変革(イノベーション)を起こし、これまでの閉塞感を打破し、理想の社会を実現しようというのが狙いです。

Sosiety5.0を実現へ導くためには、IoTやロボット、AI、ビッグデータなどの技術を取り扱える人材の育成が不可欠です。そのため現在、文部科学省、経済産業省、総務省、デジタル庁などでAI教育の推進や支援が積極的に行われています。
経済産業省では誰でも気軽にデジタルスキルを学べるサービスを提供しており、AI教育に対する国の姿勢がうかがえますね。

学習塾では積極的なAI活用が進んでいる

学校教育の現場にAIが浸透するのはまだ先のことになりそうですが、学習塾や通信教材などの分野ではAIの積極的な活用が進んでいます。大手学習塾のCMでは「AI」がホットワードとして扱われていますし、我が家によく送られてくる通信教材のパンフレットを見ても、「AI」の文字があちこちに躍っています。AIによって子ども1人1人の習熟度に合わせてカリキュラムを組めるのはメリットであり、最大限活用していこうとする傾向は今後さらに強くなることでしょう。学習塾や通信教材でAI導入が進むことで、学校教育への導入もスムーズになるかもしれませんね。

まとめ|AIを適切に活用することで学びはさらに広がる!

私はAIに対して「自分にはあまり関係ない」と思っていましたが、調べてみて、全然他人ごとじゃないことだと分かりました。子どもたちに関わる重大なことだったんですね!遠くない将来、AIは生活に欠かせないものになっているのかもしれません。子どもたちがAIを正しく扱えるようになるために、保護者のサポートも必要になるでしょう。私は今回AIについて調べてみて、AIを不用意に恐れず、理解し使いこなす努力が大切だと感じました。AIを適切に活用することで、未来を担う子どもたちの学びをぐ~んと広げていきたいですね。

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水無瀬 あずさ

ライター
黄色い電気ネズミとビールをこよなく愛するシステムエンジニア兼ライター。「どんなことでも全力で楽しむ!」をモットーに、反抗期真っ盛りの中学生・小学生の息子たちと全力で向き合っています。PTA役員などボランティア活動に積極的に参加し、学校や家庭における教育の在り方を模索中です。ゲームが趣味ながら、最近画面酔いがひどくて長時間できなくなったのが悩みのタネ。

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