子育てアカデミー

不登校専門心理カウンセラーの田中勝悟です。
これまで、通信制高校についてのコラムを掲載しています。

<今までの記事>
不登校の中学生の進路(1)通信制高校のメリット・デメリットとは?どんな高校か解説します
不登校の中学生の進路(2)通信制高校に進学する前に親が考えたい3つのポイント
不登校の中学生の進路(3)私が「通信制高校に行かせたい」と言ったお母さんをとめたワケ

通信制高校に通う多くの子ども達がサポート校も併用しています。

ただ、大半の人は両者の違いがごちゃ混ぜになっていて、中には「サポート校に行けば高卒の資格が取れる」と思っていらっしゃる方もいらっしゃいます。

その都度、私は両者の違いを説明することが多いです。

今回は、サポート校はどんなところか、通信制高校との違いと選ぶときの注意点についてお話させていただきます。

1.通信制高校とサポート校の違い

両者の違いを一言で言うとすれば、

・通信制高校は「学校」
・サポート校は「塾」です

ちなみに学校の定義ですが、学校教育法の第一条で定められているものを学校と言います。

第一条 この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。(学校教育法より)
そのため、一条校とか言われたりしています。

国が定義しているため、74単位の取得や決められたカリキュラムがあるなど、取り組まないといけないことはたくさんあります。

それを満たすことで、高校卒業資格が得られるのです。

一方で、サポート校を一言で言えば「塾」です。
そのため、何年通っても高校卒業資格は得られません。

ただし、サポート校は通信制高校では不足してくれる部分を補った支援が受けられます。
例えば、広域型通信制高校になれば、年に数回のスクーリングしか通学する機会がありません。
サポート校に通うことで、そこに通っている友達を作ったり、勉強を見てもらったり、好きなことを見つけたりすることができます。

また、通信制高校と提携を組んでいるところは高校に在籍していることが条件ですが、通信制高校に行かなくても通えるサポート校もあります。
この場合は、高校卒業資格を目指すのではなく、高卒認定資格を取得することが目標になります。

要は通信制高校では不足している支援を受けるための塾みたいなところがサポート校であると考えて頂ければと思います。

2.サポート校ってどんなところがあるの?

サポート校については受け入れる子どもの状態によっては様々です。
例えば、ひきこもっていて家から一歩も出られない状態のお子さんであれば、まずは家庭訪問から始めるところもあります。

また、居場所活動やイベントを中心としているところもあれば、eスポーツやプログラミングなど、特定のスキルを伸ばすことに特化したところもあります。

私の知っている子では、サポート校で絵を描く才能を認めてもらえたことで、今はイラストレーターとして活躍している人もいます。

通信制高校のレポートや課題のサポートをしてくれるところもあれば、高卒認定試験の合格に特化したところもあります。

この辺りは通信制高校・サポート校合同説明会というのが全国で開催されているので、そちらに行けば実際にどんなところなのか、どんなことをしているのかつかめると思います。

ちなみに、変わり種で言えば、アパレル系の会社がサポート校を運営していて、実際に経営や販売についての経験を学べるというところもあります。
他には、芸能事務所がされているところでは、芸能界で活躍するための訓練を積むところもあります。

子どもの様子ややりたいことに応じて、その子に合ったサポート校を選びたいものです。

3.サポート校を選ぶときの注意点

さて、サポート校も千差万別です。私が考える選ぶときの注意点をお伝えします。

1つ目は、サポート校に入校する前に、しっかりと「最大でどれくらいのお金がかかるのか」を確認しておくことです。
例えば、ネットや説明会で提示していた費用は安いのですが、入ってから追加でイベント代や制服代、講座の参加費を請求してしまい、高い費用がかかったというケースもあります。

そして注意点の2つ目は、実際に見学に行くこと。
サポート校に見学に行きながら、お子さんの意見もしっかりと聴いていき、その上で納得できるところを選んでいくということが大事です。

中には、見学したその日に入学を進められるケースもあります。
そこで断れないままOKをだしてしてしまい、そんな自分に嫌気がでたり、気持ちが混乱したりして、 かえって精神状態が悪化したという親子もいます。

ここで覚えておきたいのは、不登校の子の多くは「自分のペースを崩されるとしんどくなる傾向がある」ということ。

見学に行く際には、お子さんの様子をいつも以上に注意して見てあげてください。

そして、一番大事なのは子どもの感性を信じることです。

不登校の子は感性が豊かなので、直感的に「あ、ここは良いところだ」と判断する力があります。

なので、お子さんの意見もしっかりと聴いていき、その上で納得できるところを選んでいくということが大事です。

まとめ

今回はサポート校についてお伝えしました。

これまで私が見てきた不登校の子の大半は「普通に全日制の高校に行きたい」と思っていました。
そして、それができない自分に劣等感を抱いていることも少なくありませんでした。

だからこそ、「普通の高校は無理だから、通信制やサポート校なら・・・」という感覚で決めようとすると、後々子どもの精神状態が悪化し、社会適応や社会復帰そのものが難しくなります。

そのため、大切なのは「この子の生きる力を伸ばすためにはどんな選択が一番いいのだろうか?」という視点で、親子でじっくりと話し合いながら進めていくことです。

そして、子ども自身が「ここなら自分らしく成長できる」と思えるようなところであれば、ぜひそこを選んでいただけたらと思います。

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田中 勝悟

みらぴか認定サポーター
大学院卒業後、スクールカウンセラー、心療内科、児童相談所、貧困層の就労支援のアドバイザーなど多くの領域で経験を積む。その傍ら2019年4月に「カウンセリングルームはぴっと」を開設。またオンラインスクール「不登校の親の学び場」を開講。5,000件を超える豊富な臨床経験から適切な助言を行うことで多くの親の共感を得る。また、エニアグラムを活用した見立て力の高さには多くの支援者から定評がある。著書に「不登校はチャンス」がある。

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