子育てアカデミー

こんにちは、みらぴかキャリアサポーターの上田さや香です。私は小学2年から小学6年までの5年間、不登校の時期を経験しました。前回のコラムでは、私が不登校になった当初の状況と親の対応についてお話させていただきました。

親になった今思うのは、子どもが不登校になり、そのことと向き合うことは決して簡単なことではないということ。子どもが不登校になり、家ではどう過ごさせれば良いのかと悩む親も多いのではないでしょうか。

不登校=ネガティブなイメージを持っている方も少なくないと感じています。
しかし、私が不登校だった小学校5年間はネガティブなことばかりではなく、生活環境の中で培われるものもありました。それは、親の対応のおかげだったと思います。

今回は、私が不登校だったとき、どのような生活を送っていたのか、親はどのように対応してくれていたのかについてお話していきたいと思います。

不登校でも安心感があった理由

学校を休みはじめた頃、私は学校生活の疲れから「電池切れ」のような状態でした。何もする気力がない中、親は安心して生活できる環境を提供してくれたと思っています。

不登校の間、親は毎朝学校を休むかどうかを確認して学校に連絡しなくてはなりません。
親は特に「学校行ったら?」や「頑張ってみたら?」といった圧力をかけず、「どっちでもいいよ」「無理しなくていいよ」と私がエネルギーを溜めるまで休ませてくれたことが安心感となっていました。そして何度も「元気なのが一番だから」という言葉をかけてくれたのを覚えています。

不登校生活がはじまったばかりの時期はお昼過ぎまで寝て、昼間はテレビ漬けの日々。当時のバラエティや昼ドラはほぼ見尽くしていた気がします。
不規則な生活になりそうな中、一つだけ言われたのは「朝ごはんは一緒に食べよう」ということ。
今振り返ると、生活リズムが崩れないように整えてくれていたように思います。

不登校中やりたいことに没頭させてもらえる環境で育まれた自信

人はエネルギーが溜まると、「やりたい」が芽生えてくるものだと思います。

休息を十分とり、毎日のダラダラ生活や昼ドラにも飽きてきた頃(記憶だと休みはじめて1・2か月後)、モノづくりに没頭する日々にシフトしていきました。手芸、工作、洋裁、ビーズ小物、お菓子作り等々。なにせ時間がたくさんあるので、朝から晩までひたすら作る日々。

そんな姿をみて、親はよく一緒に図書館まで関連する本を選びに行ってくれたり、手芸屋さんに連れて行ってくれたり、作品展に連れて行ってくれたりと、やりたいことを応援してくれていました。
そして、集中して何かに打ち込んでいる感覚や「得意」が出来上がってくる感覚は「自信」に繋がっていたようにも思います。

不登校中の勉強との関わり

不登校になると、勉強との向き合い方に悩む方も多いと思います。私自身小学5年まで九九もできませんでした。当時、学期末になると学校の教科書を近所の同級生が届けてくれていましたが、すぐに部屋の隅に置いたまま興味を示さない日々が続きました。

しかし、実践的な知識や計算力は身に着けていました。
小学2年生の頃から夕飯係を任命されていたので、夕方スーパーに買い出しに行くと、割引シールが貼られている商品が並んでいます。当時まだ税抜き価格の表示だったので、「これはレジにいったら一体いくらと言われるのか」を考えながら、予算の中でやりくりをする毎日。

他には、作りたいケーキがあるとき、レシピ本に書かれているケーキの型は24㎝だけれど家にある型は21㎝。では材料の分量を適切に計算するにはどうすればよいか、などです。答えをださないと自分のやりたいこと(材料の買い出しやケーキの分量を量ること)ができないので、計算方法を調べて覚えます。

小数点の掛け算はできるけど九九はできない、というなんともバランスのおかしな状態ではありましたが、当時を振り返り親からは「生活の中で必要なことは自然に身に着けていたから心配してなかった」と言われました。

「勉強をしたい」と思ったきっかけ

小学5年生の時、私の興味は手芸や料理から一転しました。きっかけは、近所の友達が学期末に持ち帰ってきてくれた教科書。その中で読んだ国語の本が、非常に面白かったのです。母が「仕事から帰ったら、もくもくと教科書を読んでいるから何かと思った」とよく当時のことを話してくれました。

その後、母に「勉強を教えてほしい」と懇願。国語と算数に限りですが、翌日から毎日午前中(母が仕事に行くまでの間)が勉強タイムになりました。当時小5でしたが、小2の勉強からスタートして、小学校6年の春には学校の授業の速度を追い越していました。

今思い出しても「楽しくて仕方ない時間」だったなと思います。勉強との真剣勝負が、新たな冒険として私の日常に入ってきた瞬間でした。

親が子どもの存在を肯定することの重要性

周囲の期待や社会の常識に照らし合わせて「学校に行かない自分」を受け入れることは容易ではありません。近所の人や同級生の親から「無理にでも学校行かせたほうがいいんじゃない?」と目の前で親が責められていることが後ろめたさや罪悪感にも繋がりました。

そのような周囲からの意見に晒されながらも、親は「元気なのが一番だから」と何度も声をかけてくれたことが、「学校に行っていない自分」を自己否定することなく、過ごせた要因かもしれません。

まとめ

個人個人によって状況は違うので不登校をむやみに肯定するつもりはありませんが、私自身の不登校時代を振り返ると、充実した日々だったな〜と感じています。

それは、親がサポートしてくれた生活環境によって、不登校期間中においても安心感や自己肯定感を得ることができたからです。温かく見守られながら私の興味を引き出し、さらには学びのエネルギーを生み出すことにつながっていたと感じています。

けれども周囲からは「大丈夫?」「早く学校行けるとよいね」と"可哀想"というイメージで腫れ物のように接せられることが、強いていえば悩みだったように思います。

同じようなお子さんの不登校に悩まれる保護者の方にとって、参考となり、ほんの少しでも気持ちがゆるむきっかけになればなと思っています。

よければみなさんの素朴な疑問やお困りごとがあれば気軽に話してみてください。
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上田 さや香

みらぴか認定サポーター
大学で臨床心理学を学ぶ。「対話を通じて人の役に立ちたい」という軸をもとに人生のターニングポイントに携わりたいと気持ちから、ウェディングプランナーとしてキャリアをスタート。その後、大手人材紹介会社に勤務し、アドバイザーとして転職支援をはじめ、社員研修企画・講師を経験。独立後は、企業研修や社会人向けキャリアカウンセリングを中心に従事。これまでキャリア相談は約1,500件、研修講師は約6,000名を対象に実施。不妊治療や特別養子縁組で子どもを迎えた経験、さらには東京から長野への移住といったライフイベントを自身で経験し、「進路選択」や「仕事選び」という一つの側面だけでなく「生き方」という広義の意味で子どもとの関わり方や相談者の想いの整理をサポートを行っている。

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